ナイトハイク(ないとはいく)
正式名称は「みんなで歩こうナイトハイク」。
水道橋校舎から多摩校舎まで45キロをひたすら歩くだけのことだが、れっきとした中大の公式行事で相当な数の学生が参加していた。19時頃からスタートだったと思うが、アナ研はオープニングセレモニーの司会を務めるため出発が遅れるのが常で、先頭からの差は1時間ほどあったのではないだろうか。
道中、1年生は千鳥が淵あたりの桜や、電柱にのぼり、大音声で自己紹介をする、いわゆる「セミ」の儀式が義務づけられていた。甲州街道にはいり、初台から明大前の歩道橋が林立した所では、歩道橋ごとに委員長がテーマ設定し、それに見合うものが駆け上がり、いわゆる「早いの一回」の発声を行う「歩道橋ダッシュ」。特に一年生にとっては入学以来最初のアタックチャンスといわれ、ロマンスを求め各自がしのぎを削る、仙川のキューピー工場から聖蹟までの「フリータイム」など、内容は盛りだくさん。
しかしながら、そうでなくても出発が遅れているうえ、上記のような事を繰り返しつつ、うだうだ歩いているので先頭からの差はひらく一方。私が参加した限りでは、ゴール時間は規定(たぶん7時)をいつもこえていた。
ゴールすると、学校側から「豚汁」のサービスがある。配給場所はもちろん学食だが、正門付近からこれを取りに行く試練が、ゴール後の1年生には待っている。ちなみに豚汁サービスの案内をする、通称「豚汁放送」もアナ研が担当していた。
私が1年の頃が第10回で、毎年5月の最終土曜の夜から日曜朝にかけて行われていたが、3年の時を最後に中止。沿道からの苦情があまりに多くなったのがその理由のようだ。

波平(なみへい)
日本酒の熱燗のこと。
語源は、「サザエさん」で波平さんが、しょっちゅう熱燗で晩酌をしているからというもの。
同期の尾山が浸透させようと多用していたが、広がりは今一つだった。

猫田一等兵(ねこたいっとうへい)
私の2期先輩の渡辺さん(→連隊長)が中河原のアパートで飼っていた猫の名前。
ただ、私が入学する前に失踪してしまっており、写真でしか見たことがない。